病気のお話

 

 

生後2か月から始まるお子さんの予防接種ラッシュ。
赤ちゃんのうちは接種回数も多く、連れてくるのが大変だったかもしれません。

ですが、だんだん大きくなるにつれて接種する数は減りますが、“痛いのは嫌だ”とはっきりと意思表示するようになり、保護者の方としては


 『どうやって連れてきたらいいのだろう?』


『泣いちゃって接種できなかったら、、、』



と頭を悩ませてしまいますよね。

今回、 南大沢メディカルプラザ2小児科医の 加藤真由美 医師 に、接種の心得としてお話を聞いてみました。

 

Q.その1:どうやって連れてきたらいいの?

 

お家でお子さんに予防接種することを
ちゃんと説明してから接種を受けましょう。

 

一番大事なのは、保護者の方からちゃんとお子さんに事前に説明することです。


 「予防接種はなるべく病気にならないためのものだよ。いつも元気で遊べてた方がいいよね」

 「いっぱい遊べるかもしれないよ」


“自分を守るためだよ”というメッセージを、子どもにわかるような言い方で伝えると理解してくれやすくなります。


一番困るのは、黙って連れてくることです。
「おでかけするよ」と言って、予防接種をすることを黙って連れてくると、
お子さんは『騙された!』と思うはずです



診察室で説得しようとしても、お子さんは騙されて連れてこられたショックで聞いてくれません。

もちろんとても嫌がるので接種するまで時間がかかったり、動いて危険な状態では打てないため接種するときに無理やり押さえつけられることになってしまったり。
そのような経験がトラウマになってしまい、その後も予防接種時のみならず、診察で病院に行くことさえ拒むことになりかねません。


加藤医師の場合は、予防接種を嫌な思い出として記憶に残したくないため、なるべく診察室での滞在時間を減らすようお子さん本人への声掛けを大切にしていると教えてくれました。


加藤先生は、保護者の方とお子さんの努力に応えて、
 「すぐだったね、すぐ終わったね」「ほらね、早く終わったでしょ」
と言えるようにしたい。


お子さんに嫌な記憶を残さないように協力したいので、
保護者の方にはお子さんにちゃんとお家で説明してから連れてきて頂きたいとお話ししていました。

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Q.その2:子どもが泣いてしまいなかなか接種できないとき、
自分にできることはありませんか?

 

接種時はお子さんを励まして、
接種後は「がんばったね」とほめてあげましょう。

 

一生懸命説得して連れてきても、お子さんはやっぱり痛いことは嫌だし泣いてしまうこともあります。
そういうときは、お医者さんと一緒にお子さんにお声掛けをしてあげてください。

予防接種は、お医者さんとお子さんだけで完結するものではありません。接種の時は保護者の方も一緒にお子さんを励ましてあげましょう。
そして、接種が終わった時は「頑張ったね!」とお子さんの努力を褒める、一声かけてあげましょう。

注意しないといけないのは安易に「よしよし、かわいそうにね」と言ってしまうこと。

せっかく予防接種は大切なことなんだよと説得したのに、最後にそう言ってしまうと“自分はかわいそうなことをされたんだな”と思って、「大切だから納得してちゃんと頑張った」という気持ちより、「嫌なことを我慢した」という嫌な気持ちを引きずってしまいます。


加藤医師は、予防接種はお子さんにとって“体を守る”大切なものだと教えてくれました。

針を打たれてる姿を見るとむしろ保護者の方のほうが“痛そう痛そう”とハラハラしてしまうかもしれませんが、保護者の方もお子さんのためにと頑張って説得して、お子さんもそれに応えてこられたのですから、最後までお子さんの努力を褒めてあげましょう。

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Q.その3:赤ちゃんの時に接種スケジュールを忘れて打ってなくても、あとで打てますか?

 

打てなくなるものもありますので、
接種スケジュールを守りましょう。

 

打てなくなるものもありますし、公費で打てる年齢はほぼ決まっているため、
自費で打つことになってしまいます。

お子さんにとって一番良いのは、スケジュール通りに接種することです。

生後2か月から、保護者の方がちゃんと計画を立てて、スケジュール通りに接種しましょう。

 

 

ワクチンデビューは、生後2か月の誕生日

★予防接種スケジュールについてはこちらのサイトで分かりやすくご案内されています(外部サイトへ)

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★母子手帳は大きくなっても必要になります。
   大切に保管しましょう★




母子手帳をちゃんとなくさずに保管していますか?

母子手帳にはその子が生まれてからの成長記録、健康状態や予防接種の記録などが細かく記載されています。
医療機関へ行くときには必ず持っていきましょう。


また、これらの記録は、お子さんが大人になってからも必要となることがあります。

例えば大学受験や留学、就職、海外出張などでビザの申請をするとき、何かしらの病原体が流行したときに自分は過去に予防接種を打ったことがあるかどうか確認しないといけないときなどあります。

”その子の将来に関係するとても重要なツール” ですので、
大事に保管し、いざという時はすぐに出せるようにしましょう。

 

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