病気のお話

インフルエンザ

 毎年秋から冬にかけて流行が見られます。他のかぜのウイルスと比べて感染力が非常に強いウイルスです。1‐3 日間の潜伏期間のあと、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛や関節痛などが突然現れ、咳やくしゃみ、鼻水などのかぜ症状が続いて現れます。たいていは約 1 週間で軽快しますが、他のかぜと比べると全身の症状が強く出ます。また、下痢、中耳炎や肺炎、熱性けいれんや脳炎、喘息発作 などを引き起こすこともあります。
 

インフルエンザにかかったと思ったら

 高熱やだるさなどが現れたら、なるべく早く受診しましょう。熱が出てから半日ほどたっていれば鼻水や鼻の奥の粘液を取って迅速検査を行ない、必要に応じて抗インフルエンザ薬や他の症状をやわらげる薬などを使用する場合があります。解熱剤は頻回には使用しない方が良いのですが、お子さんが高熱でつらそうな時は、一時的に苦痛を取り除いて体力を温存する目的で解熱剤を処方・使用することもあります。
 ご家庭でのケアは、まずは安静が第一です。快適に過ごせるように室温を調節するだけでなく、乾燥しないように適度な加湿(50 ~ 60%)を心がけてください。水分はこまめに与え、食事は消化の良いものを与えましょう。水分がとれなかったり、咳がひどかったり、ぐったりしているようであれば、合併症の恐れもありますので改めて受診しましょう。
 熱が下がった後も、再び高熱となってしまう場合があります。解熱した後もスッキリ元気が回復するまでは家でゆっくり休ませてあげましょう。

かからないようにするために

 予防接種を受けておけば、インフルエンザにかかりにくくなり、かかっても症状が軽く済むことが 期待できます。インフルエンザの流行は例年11月下旬〜12月上旬頃に始まり、1~3月頃に患者数 が増えることが多いため、その前に予防接種を済ませましょう。またインフルエンザウイルスは毎年のように変化するため、予防接種も毎年必要となります。
 接種回数は、生後6ヶ月〜13歳未満のお子さんは2回、13歳以上の方は1回または2回となります。6ヶ月未満のお子さんがいるご家庭では、家にウイルスを持ちこまないようにご家族皆さんで予防接種を受けておくこともお勧めしています。なお、ニワトリの卵を使ってワクチンが作られているので、卵アレルギーがある方は接種できるかどうか、前もってご相談ください。
 予防接種だけでなく、栄養や睡眠を十分取って体調を調えておいたり、不必要な人混みへの外出を減らしたり、外出後は手洗い・うがいを心がけたりなど、日常生活面での心がけも大切です。またインフルエンザウイルスは湿度に弱いので、加湿器などで室内を適度な湿度に保つと良いでしょう。  

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南大沢メディカルプラザ2 小児科

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