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01. 冷え性・冷え症
| この時期になりますと、手足や腰の冷えが気になりますよね。人間の体温は視床下部と言う場所で調節され、36.5℃~37.0℃で維持されています。『冷え性・冷え症』とは、思春期や更年期を向えた女性に多く見られるものですが、体が冷える症状は季節や男女関係なく起こると言う事を知っていますか? また『冷え性・冷え症』は、ただ身体が冷たく感じるだけではなく、足が攣る、肩が凝る、腰が痛い、頭が痛い、不眠などと言った症状にも繋がります。
『冷え性・冷え症』とは西洋医学と東洋医学で考え方が多少異なる様で、西洋医学では=血行不良により手足・腰が冷える症状を言い、東洋医学では=身体の病的変化を示す指標とも言われています。この様に、冷えと言っても様々な捉え方があります。
そもそも、『冷え性・冷え症』とは身体の特定した部位に現れる事が多く、腰についで足部に多いと言われます。その発生機序は視床下部を中心に自律神経系・内分泌系・体性神経系を介して熱の産生や放散の調節を適正な体温になる様にしているのですが、自律神経失調症により血管運動神経障害・自律神経調節異常・心身症が起因となり、身体が冷たく感じる血行障害、手足の筋力低下や筋肉の柔軟性が失われた際に起こる末梢循環不良などが主な原因だと言われています。
この『冷え性・冷え症』を予防・改善する為には、手足の末端を冷やさない様にする事が一番ですが、日々の生活の中で簡単な運動と食生活で予防・改善をしてみてはいかがでしょうか。
例えば、朝布団から起きる前に布団の中で手足をグーパーグーパーと50回、寝る前に布団の上で手足を天井に向けて持ち上げグーパーグーパーと50回、台所で食事の準備をしている時や洗面所で歯を磨いている時、踵を持ち上げてつま先立ちをゆっくりと30回、入浴の際に38℃~40℃前後のお湯(微温浴)で半身浴を行い、浴槽の中で手足を上下に50回動かす。手足の末梢にある筋活動を促す事で血管拡張作用が働き末梢循環血流量が増加します。こんな簡単な運動を一日2~3回してみてはどうでしょうか。
また、日々の食生活で好きな物だけを食べ、外食が多く不規則な食生活を送っていませんか? 食事の工夫次第で冷えを防ぐ事も出来ます。例えばビタミンA、B、C、Eなどの食材を食べるだけで血行の改善が期待できる他、特に根菜類(にんじん・ごぼう・レンコン・玉ねぎ・山芋)は体を温める効果があると言われます。逆に、冷たい水分の取り過ぎ(ビール・白ワイン)、生野菜、南方産の食べ物(バナナ・パイナップル・スイカ)などの食材は体温を下げるとも言われます。
まだまだ寒い日が続きますが、ちょっとした時間にちょっとした工夫で予防・改善ができるものもあります。何より体質改善には日々の生活の中で継続させる事が第一歩です。
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H23.3.1 リハビリ科 理学療法士 田中 洋平 |
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